飲食店として、私たちは常に食のトレンドやお客様のニーズに注目しています。歴史を振り返ると、人々の食へのアプローチや楽しみ方が大きく変わってきたことがわかります。古代と現代、それぞれの時代の「グルメ」について考察してみましょう。

古代の「グルメ」：贅沢としての食
古代ローマやギリシャにおいて、特定の食材や料理への関心は、主に上層階級や富裕層に限られていました。彼らが楽しむ食事は、単においしいというだけでなく、社会的地位や権力を示す象徴としての側面も持っていました。豪華な食材や珍しい調理法は、贅沢や特権としての意味合いが強かったのです。

現代の「グルメ」：探求と体験の時代
現代の「グルメ」は、広い意味での探求や体験を指します。情報化社会の進展と共に、一般の人々も様々な料理や食文化にアクセスできるようになりました。現代のグルメは、特定の階層や社会的背景に縛られることなく、多くの人々が異文化の料理や新しい食のトレンドを楽しむことができるのです。

私たちの使命
飲食店として、私たちはこの変遷を背景に、お客様の変わりゆくニーズに応える料理とサービスを提供していきたいと思っています。古代の贅沢な食文化も、現代の多様なグルメ文化も、共通して「食を楽しむ」という人間の基本的な欲求に基づいています。私たちの目標は、その欲求を満たすための最良の場所となることです。(2023/8/21 小竹）