未知の感情:体の中からのメッセージ

我々は、多くの場合「感情」を周囲からの刺激に対する反応として捉えています。しかし、それだけが感情の全てではありません。実は、私たちの感覚刺激や、心臓や胃腸といった内臓の状態も、私たちの感情に影響を与えているのです。

一つの具体的な例として、胃の不調が不安やイライラを引き起こすことが知られています。実際、2019年に行われたある研究によれば、胃腸の不調が長引くと、その人のストレスレベルが上昇し、結果として慢性的な不安状態になる可能性が高まると報告されています。

また、心拍数の変動も感情に影響を及ぼすことが知られています。急激な心拍数の上昇は、緊張や不安を感じる原因となることがあります。これは、身体的な変動が脳に直接的な信号を送り、感情の変動を引き起こすメカニズムを示唆しています。

これらの事例を通じて、感情の背後には、周囲の状況だけでなく、自分自身の体の状態も大きく関わっていることを理解することは、とても大切です。特に、ストレスや不安を感じるとき、気づいていない体の変動が影響を与えていることが多いですね。(2023/8/28 小竹)