従業員教育を考える

どんな会社でも従業員教育を行います。まず挨拶や身だしなみなどはその前段階であり、身を美しくするという文字通り「躾」に当たります。そこからが本題で仕事の作法、技術、知識などに当たる「トレーニング」、そしてそれを正しく運用する人間性を育むのが「教育」です。世の中に存在するほとんどの人は教育をすることができず、トレーニングを行っています。「教は效なり」の言葉通り、従事している仕事で実際に自分が示すことが私たちのできることです。本を読んで感動したり、セミナーを受けて啓発を受けた程度では本物にはなりません。つまり自分の従事している仕事を磨き続けることこそが従業員教育となるのです。飲食店はお店で食事を提供するお店です。店の居心地、商品の味、この二つの追求こそが仕事です。(2021/7/5小竹)