準社員への情報提供のポイント

新たな準社員を雇用する際、会社側がきちんと伝えるべき情報があります。以下は特に重要な内容です。

  1. 賃金の詳細: 基本給や時給、残業代など、給与に関する詳しい内訳と計算方法を説明します。
  2. 訓練の内容とスケジュール: 新人研修やOJTの内容、期間、スケジュールを明示します。
  3. 福利厚生の案内: 制服の提供やまかないなど、準社員に提供される福利厚生の詳細を紹介します。

これらの情報は、口頭だけでなく、書面でも提供することをおすすめします。文書にすることで、後々のトラブルを避けるための証拠ともなります。

また、準社員から正社員への転換の条件や方法も明確に説明することが求められます。特に「同一労働同一賃金」の原則が導入されてからは、賃金の算定基準や昇給の条件など、賃金に関する情報を透明にすることが法的にも義務づけられています。

正確で明確な情報提供は、雇用関係の信頼を築く第一歩となります。(2020/3/13 小竹)