目標とは成果の達成度を見るための指標といえます。それによって評価することを成果主義といいますが、これでは眼前にある戦略の実行を評価する短期的視点から抜け出せません。これに対し人材育成とは戦略との関係を固定的に見ることではなく、自律的に行動できるよう教育することです。人事システムでは能力をベースとした評価・成果と潜在能力を考慮します。成果に対する評価が大きくなると企業は求心力を失い、帰属意識が薄弱になります。(2020/8/31小竹)