果実を実らせる

四時之序 成功者去(しじのじょ こうをなすものはさる)は史記に出てくる言葉です。青春の10代20代、朱夏の30代40代、白秋の50代60代、玄冬の70代以降ですから、自分自身が結実するのは60才、礼記でいうところの「耆」(き)と符合します。少なくとも50才までは成長していて実がなっていない状態でひたすら上に伸びていくときです。おいしい果実は糖度が高いもので、糖度を上げるためには天の恵みである雨が収穫期に降らないことです。上司の干渉は部下の実りを抑制してしまう時期もあります。(2023/4/10 小竹)