人格を磨く

人格を「磨く」といいます。磨くとは表面についている凸凹や汚れを取ってきれいにすることです。人格もそれと同じで、学んで知識を得ることではなく、学ぶことにより余分なものをそぎ落とすことを言います。そして磨くことにより本来持っている魅力を輝かせるのです。人格の陶冶には時間がかかり、礼記によれば「艾」(がい)、50歳になってやっと磨き始めることができるのです。それまでは人格の基盤を作る材料集めといえます。60歳になると「耆」(き)で一人前になり、そこからが人格を高め、熟成するときです。ひとかどの人物となるには一生の努力が不可欠です。(2022/8/15 小竹)


執筆者 小竹 竜也(Tatsuya Kotake)
株式会社フーズサポートモリカ 本部長。
日々の実務から問いを立て、理論と現実をつなぐことをテーマに執筆している。

著書『徳とは、時を流す力である』を2026年6月、Amazon にて発刊。

SSRN掲載論文・研究活動はこちら