「拡充」の意味を考える

拡充とは孟子は「源泉混混として」といってどんどん湧き上がって来てやがて海をも満たすといい、朱子は「其の本然の量を充満す」(決められた量を満たす)と言いました。孟子は無限といったのに対し、朱子はその人に与えられた器を満たすことという考えの違いです。この差は学問なのです。学問をもって孟子のいう拡充、自分の歩む道や世界を押し広げることがができるのです。(2023/6/12 小竹)