社会の転換期ではなく表面化

世界経済フォーラムで「ネイチャー・ポジティブ」について様々な知見が示されています。新型コロナウィルスのパンデミックは多くの失業をもたらしましたが、同時にSDG’sにおけるエシカル消費への具体的取組みを促すことになり、雇用の転換が加速されることを予見させます。人類はいくらか賢くなり、利益と倫理が相反するものではないことが浸透してきました。不易性・普遍性が高いものへの回帰は謙虚さが増し、より道徳的になっている証左ではないでしょうか。会社は成長性、あるいは福利厚生や休日よりも存在意義そのものを問われるのです。自社の存在意義を社内で共有する時期にきています。(2021/6/21小竹)