専心と静心~新たな心の枠組み~
当社の行動指針として、「感謝感動の心」「人間成長の心」「上昇協働の心」「社会貢献の心」の四つの心があります。これに加え、新たな枠組みとして「専心」と「静心」の二つの心を設定し、社員一人ひとりが心豊かに仕事に取り組める環境を目指します。
【専心(せんしん)】
専心とは、一つのことに全力で取り組む心構えを意味します。飲食店において、目の前のお客様に対するサービスや料理の提供に集中し、他のことに気を散らさず、全力を注ぐことが求められます。専心を持つことで、サービスの質が向上し、お客様満足度が高まります。
実践例: 接客中はお客様の要望に耳を傾け、迅速かつ丁寧に対応すること。調理中は一皿一皿に心を込めて調理すること。
古典には、「一事を成さんと欲すれば、必ずまずその心を専らにすべし」という言葉があります。これは、何かを成し遂げたいときには、まずそのことに心を集中させることが大切であるという意味です。専心を持つことで、目の前の仕事に全力を注ぎ、最高の結果を生み出すことができます。
【静心(せいしん)】
静心とは、心を静かに保ち、内面的な平静を養うことを指します。忙しいランチタイムやディナータイムでも心を落ち着かせることで、冷静な判断ができ、スムーズなサービス提供が可能になります。
実践例: 営業前や休憩時間に短時間の深呼吸やストレッチを行い、心と体をリフレッシュさせること。忙しい時こそ深呼吸を意識して、心を落ち着かせること。
禅の教えには、「心静かなるとき、道を知る」という言葉があります。心が静かであるときこそ、正しい道が見えてくるという意味です。静心を保つことで、困難な状況でも冷静に対処し、最良の判断ができるようになります。
新たな心の枠組みの意義
飲食店では、お客様に最高の食事体験を提供することが最も大切です。しかし、現代の多様な情報や活動の中で、時には何が最も重要かを見失うことがあります。私たちは、お客様に対する直接のサービスと料理の提供に専心し、心を静かに保つことで、本来の使命を再確認し続ける必要があります。
専心と静心を実践することで、個々の成長が促進され、チーム全体の協力が強まり、結果として企業全体の発展に寄与します。当社は、この新しい心の枠組みをもとに、さらなる発展を目指してまいります。
(2024/6/16 小竹)